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【FC事業前⑦】人材派遣業界のマージン率

こんにちは。

既に元部下が去って2ヶ月。私も退職希望日の1ヶ月前になり、社長に対して「退職願」を提出しました。社長も薄々感づいていたようでしたが、36才にして決断をしました。

派遣会社のビジネスモデル

後は退職の手続きを粛々と行っていくだけですが、やはり気になるのはあの「内容証明郵便」。私も元部下の会社、つまり同業へ転職するわけですから不安は抱えていました。退職時には元部下と同じ守秘義務の契約書を結ぶわけですし。ですがとりあえず退職できるんだ!あの2人の顔を1ヶ月後は見ることは無い!と嬉しさとともに走馬灯のようにこの会社で勤務してきた数年を振り返りました。

ここで話が変わりますが、よく周りから「派遣会社って利益たくさんとって儲けてるんでしょ?」と言われます。いわゆる「マージン率」のことですが実はそんなことはなくて、実際には薄利多売なビジネスです。本日は派遣業界について、少しでも知って頂けたら嬉しいです。

私は当時「IT業界」の派遣営業をしており、いわゆるホームページを作る「WEBデザイナー」やゲーム・アニメを作る「CGデザイナー」、雑誌を作る「DTPデザイナー」、スマホゲーム等を作る「エンジニア」、社内のシステムインフラを整える「ネットワークエンジニア」と呼ばれる方々を派遣していました。ちなみに皆さんよく「ホームページ(HP)」といいますが、正式には最初のTOPのページのみがHPで、正式には「WEBサイト」が正解です。

会社とスタッフの取り分は?

一般に派遣スタッフが受け取るお給料は、派遣先から支払われる料金の約70%が相場です。ちなみに派遣会社からWEBデザイナーを派遣したクライアント先への平均請求時給は2,200円~2,800円です。例えば、就業先から支払われる派遣料金が時給2,200円なら、派遣スタッフが受け取るお給料は時給1,540円です。

そして、私の会社の内訳はほぼ以下の通りでした。(業界、会社によって変動します)

派遣スタッフ給与……70%
社会保険料…………10.2%
有給休暇積立………4.2%
派遣会社諸経費……13.7%
派遣会社の利益……1.9%

「社会保険料」は、いわゆるスタッフに「健康保険証」を発行しなければなりませんので、その分の保険料、「有給休暇積立費」は派遣就業が半年を超えた場合、国の法律により有給休暇を付与しなければなりません。有給の分の給与はすべて派遣会社が負担しなければならず、そのための積み立て金です。

「派遣会社諸経費」は私のような営業が派遣スタッフの元へ契約等のフォローに行く際の交通費や派遣会社自体のテナント料、また派遣会社によくありますパソコン講習等のノートPC代や講師代等です。そして最後に残るのが本当の利益になります。

つまり、派遣就業先に2,200円のクリエイターを派遣し、8時間勤務した場合、

1日の利益:2,200円(請求時給)×8h×1.9%(派遣会社の利益)=418円(純利益)

1日の利益なんてこんなものなのです。

仮に20日間勤務してもらっても8,360円の利益で、多数の派遣スタッフを稼動させなければ儲からないビジネスです。GWやシルバーウィーク、年末年始にもなれば派遣先企業も休暇に入ります。その月は派遣日数が少なくなるためにさらに利益が減ります。ですので、日々派遣営業は派遣先の新規開拓と優秀なスタッフの確保が重要になります。

長く派遣スタッフとして勤務している方になると「○○さん、そろそろ時給を上げてくださいよ!!!」なんて希望も多く、時給を上げなければ辞められてしまいます。そうなりますと、そのなけなしの利益から出すことになり、時給50円~100円のアップは非常に厳しいわけです。そのため新規に企業を開拓し、そして新規に派遣する。自転車操業のような感じですね。

今日のポイントは難しいのですが、

【今日のポイント】

派遣会社はほぼ大きくは儲かっていません。現在、派遣社員として勤務している方、派遣元の企業と営業をあまりいじめないでくださいね。担当営業の方は高い給料もらっていないですよ。場合によっては皆さん以下の給料かも。

また次回もどうぞよろしくお願い申し上げます。

人材派遣のマージン率

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