こんにちは。
私は不定期ではありますが、FC事業をしつつ若者の就労を支援する「就労支援施設」にてキャリアアドバイスをしています。その相談の中で「○○さん、求人を見ると△
△ アドバイザーというのが多くて私、アドバイザーに興味あるんです。どんな仕事でしょう?」と質問してきた方がいます。はっきり言ってほぼ「営業」です。
今は中々人材が採用できない時代、どの企業も応募が無く頭を抱えているようです。失礼な良い方になりますが外国人よりも日本人を採用したいと要望が施設に多い状況です。コミュニケーションの部分ではやはり日本人を採用したく、繰り返し同じことを行うルーチンワークともなれば障害者でも良い、という希望もある位です。
求人広告費用をかけても応募が無い、そうなると応募を増やす為にやはり求人広告内容は好く見せたい、そこで今求人は「アドバイザー祭り」です。
求人を検索すると本当に多いですね
・ジュエリーアドバイザー(指輪や宝石を売る営業)
・ハウスアドバイザー(住宅販売営業)
・ハウスクリーニングアドバイザー
(白アリ退治や、ハウスクリーニング営業)
・スマホアドバイザー(携帯販売)
・アートアドバイザー(絵画販売)
私の友人は10年程前に「アートアドバイザー」に騙されました。最近はあまり見かけなくなりましたが女性が店頭でチラシを配り、「ちょっと絵画をみませんか?」と小さい絵画ショップへ誘導、巧みに絵画を購入させる手法です。
先日、秋葉原駅前で同じ手法を見ました。今でも秋葉原駅前にあるのです。当時は「クリスチャンラッセン」が日本で人気で、友人はそれを購入しました。値段を聞くと約50万。
はい?50まん???
なぜ断らなかったの?と聞くとガンガン営業されて、契約しないと帰らせてくれなかったとのこと。「あなたの人生にこの絵画が必要なんですよ!」と言われたらしいです。会社名は出しませんが、今上場している企業です。その後ローンに苦しめられました。
絵画って自分は観かたが全くわかりません。。。
私は今回の派遣企業を退職する一つの理由として「ただ企業とクリエイターをマッチングさせてるだけの名ばかり営業だ!」というのも理由としてありました。
仕事的な名称は「キャリアアドバイザー」です。最近人材派遣の営業募集には使われる名称なのですが、その方のキャリアを考えてアドバイスし派遣先を紹介する、そんなことは実際には難しいのです。
突然ある企業から「○○さん、急いで2名のWEBデザイナーを派遣して欲しい!」と要請があれば登録リストから人材をピックアップして、企業へ紹介する準備に入ります。当然依頼があった企業は他の競合の派遣企業にも派遣の依頼をしているので、もうスピード勝負です。派遣枠3名の要請があった場合、いかにその3名枠に自社の派遣スタッフを採用させることができるかどうか。売上がかかっています。
クリエイター側も常にスキルアップは望んでいるもので、「〇〇さん、自分今後このような会社で働いてみたいんです」等の要望は多いのですが、そんなにタイミングよく希望の派遣先は出てきませんし、結局のところ要望があった企業に言い方は悪いですが、
登録者をぶち込む!!!
そして利益を得るということになります。キャリアをアドバイスなど全くしていませんでした。
今思えば、そんな「一人一人の希望に合わせて、キャリアを考えて一緒に頑張って行こう!」は理想です。
皆様はその今勤めている企業からお給料をいただいているわけですから、会社に利益を与えることを第一に貢献しなければならないと思います。
理想を追いたいのなら自分の思う会社を起業するのも良いと思います。私は現在FCオーナーですが、お客様に対しての接客ポリシーは私が考え、それを部下に実践してもらっています。
今日のポイント
実際に自分の理想が実現できる現場は少ないのでは。
理想の仕事をしたいのならフリーランスや起業をしましょう。
つまり自分自身がルールブックになれば良いのです。
また次回、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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